MGゼータプラステスト機カラータイプ制作


_変形するMSを作りたくてなんとなく購入したのがこれでした。
箱、説明書を見た感じあんまりカッコよくないですね。
変形するキットは制作が楽しいので、やる気が出ます。

_ゼータプラスのテストパイロットってアムロだったんですね。この機体の左肩にあるマーキング(Aみたいなヤツ)はゼータプラスA1の『テスト機を表すAに一号機の1』であり、このマーキングを気に入ったアムロが自分のイニシャルとして、後のνガンダムにも使ったらしいです。
_ガンダムは後付けの(こじつけ)設定のスジがちゃんと通っていておもしろいですね。

仮組み中です。

↑足の装甲パーツなど、いわゆるバンダイエッジの付いている部分をペーパーかけしシャープにします。
上がキット状態、下がペーパー掛け済み。サフ吹き後に再度チェックは行いますがもうちょっと削った方が良さそうですね。

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いつのまにか仮組みはほぼ終了です。

今のうちに変形させて遊んでおきます。塗装してしまうと変形させるのは怖いので。
このモビルスーツはWR形態の方がかっこいいですね。もう一個欲しくなりました。

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↓モールドを彫りなおします。上がキット状態で下が彫りなおした状態。

スジ彫りはいつもタミヤのモデラーズナイフ一本でやっています。ぶっといモールドには目立てやすりを使うこともありますが稀です。ケガキ針ってヤツを一度使ってみたいですね。

_HGストフリ制作時に多量のマス・キングによる塗り分けというめんどくささで後半のテンションが大幅に下がったことから、今回は部位ごとに塗装していくことにします。エアブラシの洗浄や手間を考えると色別に塗って行くのがベストなのですが、形が見えてこないとどんどん制作意欲がなくなるので・・・
_右足から行きます。

_↑外装パーツサフ吹き。写真を撮り忘れたのですが、内部フレームはガンダムカラーファントムグレーにてベタ塗り済みです。
_設定どおりに調色されたガンダムカラー、とても重宝しています。
唯一欠点があるとすれば・・・ジオン系モビルスーツのガンダムカラーに高確率でファントムグレーが入っているということ。おかげで大量のファントムグレーがストックされています。内部フレームや下塗りに使うのですが消費しきれません。

_ゼータプラスはグラデ塗装で行きます。
_オレンジパーツ下塗りはMr.カラーNo.3レッド、白パーツ下塗りはMr.カラーNo.21ミドルストーン。下塗りにミドルストーンを選んだ理由は単に塗料のストックがあったからです。おそらく、過去にミリタリーモデル(戦車かなんか)を作るときに買ったものだと思います。

_↑下塗りで組んでみました。今までに見たことがないような、斬新な配色です。おそらく、この配色のガンプラを作ったことがある人はほとんどいないでしょう。おもしろい。この配色パターンのベタ塗りで仕上げたいキモチになったりもしました。

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上塗り、ステッカーチューン、トップコート、メタルボール埋め込み完了です。

_上塗り白はMr.カラーNo.1ホワイト、赤はNo.59オレンジです。つま先はNo.25ダークしーグレー、ガンカラのファントムグレーでベタ塗り。
_上塗り後、ステッカー貼り。『KARABA AIR FORCE』のロゴがインパクト大です。これのおかげで付属ステッカーのみでも情報量が多いです。なので、市販デカールは控えめにしました。

_ステッカー貼り付け後のつや消しトップコートはMr.カラーNo.182スーパークリヤつや消しにさらにフラットベースを添加し、スナフキン(ブラシをパーツから離し、表面をザラつかせる)を行います。強力なつや消しが好きなので。
_白化現象というのかよくわかりませんが、強力なつや消しにすることでパーツが白っぽくなり、明度を上げた感じになります。これはNGとされることが大半ですが、私はあえてこの現象を起こし最終調整します。つや消しクリヤーにホワイトを混ぜる技もあるくらいなので、アリな技ではないでしょうか。

_↑左がトップコート前、右がトップコート&メタルボール埋め込み後です。実物は前後で色彩トーンが違うのですが写真じゃわかりませんね。グラデーションもゆる〜くかけてるのですが・・・

それにしてもこの色でこの形、カニにしか見えません。

_ジムカスタム制作時、メタルボールに泣かされたのですが今回はその対策としてボールを選定することから始めました。プラ板に1mmの穴を空け、そこにハマルか通るかサイズを分けたのですが・・・非常に地味で地道な作業です。なんせ1mm、1.5mmボール合計1000個もあったので。
_結果、9割が1mm以下でした。それどころか0.7mmから1.1mmまでかなりのバラつきがあることが発覚しました。1mmの穴にボールを入れても外れるはずです。
_今回はサイズに合わせて穴を空けたので、キッチリ埋め込むことが出来ました。

↑目ん玉パーツはいったんクリアブルーで塗装し・・・
↑光を反射するようにシルバーを塗ります。
親切設計のため、目ん玉パーツのピンを切り落とすだけで簡単にフェイスパーツの後ハメが出来ます。

今回、LED電飾ギミックの為にチップLED(1608型)というものを手に入れました。
1.6mmという極小サイズのLEDです。これならガンプラの頭の中にも余裕で入ります。

↑指でつまむこともできません。こんなの、ハンダ付けできるのか・・・
↑ジムカスタム制作時、リード線に悩みました。そこで今回はモーターのコイルに使われるエナメル線を使います。1.6mmのLEDに0.4mmの線をハンダ付け。変態ですね。

配線作業は非常に難しいです。LEDは熱に弱く、ハンダゴテの熱を当てすぎると点灯しなくなります。そのため、迅速な作業が必要なのですが・・・初心者にはおススメできる作業ではありません。私も5個ダメにしました。

↑無事に点灯しました。色は青です。LEDにおける抵抗値の計算についてはジムカスタム制作の項を参照にしてください。
↑コクピット裏に3mmの穴を開けました。ここには3mm白LEDを埋めます。

配線作業を終了し、仮組み、点灯させてみます。

かなりかっこいいです。青い目が欧米っぽくて。目のLEDは一つなのですが、いい感じに両目が光っています。
_フェイスパーツの後ハメ加工を行ったものの、やはり配線の関係上後ハメはムリでした。よって、頭部合わせ目は消せません。
↑上半身インナーフレーム塗装。色はおなじみのファントムグレー。
↑上半身外装パーツを下塗り赤で塗装。
↑上半身外装パーツ上塗りオレンジでグラデーション塗装。
↑コクピット内のアムロ君はオレンジで塗装。スミ入れをし、シールドをシルバーで塗りました。
↑付属デカール、市販デカール貼り付け後、つや消しクリアのトップコート。
↑腕、ビームガンのサフ吹き。
↑下塗り。

↓腕、ビームガン完成

羽根ナシでもカッコいいですね。むしろないほうがゼータのスマートさがよくわかります。
箱絵より実物はだいぶカッコいいです。

↓同様に羽根も塗装します。

羽根は市販パーツ(ダクトノズル、丸ノズル)でディテールアップ。

↓LED用電池ボックスはタミヤの楽しい工作シリーズ、『逆転スイッチ付き電池ボックス』を使います。

配線を電池ボックスにつないで点灯してみます。
↑目、コクピット内ともに、いい感じに光ります。大成功ですね。胴体内の配線がごちゃごちゃした為、変形は不可能となりました。やってやれないことはないと思いますが、たぶん壊れます。

残すはライフル。また一番テンションが下がるものを残してしまいました・・・

かなりの期間を開けて、ようやくライフル完成。↓

_蛍光灯の関係で白くなりましたが、色はお約束のファントムグレー(サフレス)、ブラックスミ入れ、デカール貼り、つや消しトップコートです。
完成後に気付いたのですが、エッジ部分に塗装ハゲが見つかりました・・・乾燥中に何かが当たったのかもしれません。
_WR(ウェイブライダー)変形時のランディングギアも付属していますが、変形出来ないので作りませんでした。めんどくさい訳ではありません。

以上でZプラスA1テスト機カラータイプを完成とします。

↑メタルビーズ、メタルボール、市販パーツでディテールアップ。
Z系モビルスーツはWR状態になった時、頭部を胴体に収納してしまうのにどうやって前を見ているのか?という疑問があったため、コクピットカバーに丸ノズル+Hアイズでサブカメラを追加しました。これで前方確認できます。
↑若干、合わせ目から光がもれます。おでこのカメラはキット付属のシールを貼ってあります。
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2007.09.19完成。

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